フェリーチェのこだわり

フェリーチェのこだわり

たくさんの経験を「させる保育」を

・転ぶと危ないから、歩き始めの子に伝い歩きは「させない」
・外は危険がいっぱいだから園外保育は「させない」
・余計な水分を摂るとトイレの時間が読めないから好きなだけお茶を「飲ませない」
驚くような内容ですが、実際に他の保育園ではこのような対応をしている園もあります。 なぜなら、転んで怪我をさせると園で責任を負わないといけないから、 園外保育で事故が起きると訴訟問題になるから、 トイレトレーニングを早く完了しないと保護者からクレームが出るから・・・。これは子どもの発達や情緒を無視した、大人都合の考えです。 フェリーチェはこの意見にまったく反対です。 つかまり立ちや伝い歩きは、筋肉を鍛えたり,平衡感覚を養うだけでなく、 うまく歩行ができるようになるための練習です。 人間は二本足歩行になると、より脳が働き人間らしくなります。 1人で上手に歩けるようになったら「正しい転び方」の練習も必要です。自分のことは自分で守れるように、危ない、と思ったら、とっさに手を出す練習が必要です。 人間力を鍛えるためにも、歩き始めのお子様には、スタッフが見守る中、 大いに伝い歩きをさせてあげたいと思っています。 園外保育は、挨拶を通して地域の方と交流したり、自分の身を守り、かつ協調性を持つために 交通ルールを学んだり、季節によって変わる自然の様子を五感で感じたり、 と社会性や情緒を育むために積極的に取り入れたい活動です。 脳や身体機能が発達するまではトイレトレーニングがうまくいかないことも当然あります。 だからといって、子どもの「飲みたい」という欲求を満たさないのは 生命の保持の観点からも機能成長の観点からも脳の成長を妨げることになります。 見る、聞く、触れる、においを嗅ぐといった感覚や、体の筋肉を動かす運動など、人間の基本となる能力は1歳にはほとんどできあがっています。さらに、より『高度な働きをする脳』が最も発達する3~4歳までに、あらゆる刺激を与え、体を動かすことが大切だと言われています。大人都合で「させない」保育をするのではなく、子どもが生きていくために必要な能力を鍛えるためにも、たくさんの経験を「させる」保育を実践していきたいと考えております。

させる保育を実践するために!フェリーチェのスタッフ募集ページをチェック!

 

フェリーチェでは、『基本的な生活習慣を身につけること』を第一としています。

0歳、1歳、2歳、3歳‥脳の成長も、心と身体の 成長も著しい年齢のお子様たちをお預かりする 上で、フェリーチェが最も大切にしていることは、 『人より早く何かができる』ようにすること ではなく、生きていくために、社会で他者と 共存するために必要な 『基本的なことをしっかり身につける』ことです。特に『あいさつ』『礼儀作法』『ルール・マナーを知り、守ること』の3つについて、 小さなこどもたちにもわかるように、繰り返し繰り返し伝えています。
 

礼儀作法をしっかり身につけ、どんな世界でも通用する立派な大人に

礼に始まり、礼に終わる。 日本古来の武道である柔道の基本精神ですが、 柔道界だけでなく、日本の優秀なスポーツ選手は みな礼を重んじています。大リーグで活躍しているイチロー選手。 どんなに活躍して有名になっても、グラウンドに 入るときは帽子を脱ぎ、一礼をしていますよね。 フェリーチェのお友だちにも、礼儀作法を しっかり身につけ、どんな世界でも通用する立派な大人になっていただきたいと考えています。
 

子どもはなるべく、ほめて、ほめて・・・ 愛情たっぷりに育てたいですよね。

しかし、命の危険に関わること、相手に危害を 加えること、人として間違っていることを したときには、厳しく叱らなければなりません。はじめは解らずにきょとんとしているかも しれません。叱り声の大きさにびっくりして 泣いてしまうかも知れません。 でも、ダメなものはダメ、と教えるのは、私達、周りにいる大人の務めです。 フェリーチェでは、『叱るときは厳しく叱る』、そしてその(危険な)行為を止めたら、 「よくわかったね、偉いね」とぎゅーっと抱きしめて愛情表現をします。 叱りっぱなしでは、叱られた意味が解らず、ただ不快感だけが残ります。 「子どもを叱る」ということは「これをやっちゃいけないんだな」 「これをやらなければほめられるんだな」と子どもに伝えることが本来の目的です。 必要なときは厳しく叱り、その後、抱きしめながら優しく言葉をかけることで、 生きていく上で「やってはいけないこと」を教えると共に、やってはいけないことを 「やめたこと」「話を聞いたこと」をほめます。
 

1歳半頃には、お名前を呼ぶと「は~い」と お返事ができるようになります。

とっても可愛くて何回もお名前を、 呼んじゃいますよね。 でも、小学校に入ってからも 「は~い」とお返事をしていたら・・ きっと先生に叱られて、返事の仕方を 直されることでしょう。 フェリーチェでは、お返事をするときは最初から、「はいっ」と言うことを教えています。 あとで覚え直さなくてもいいようにするためです。 その他にも、「まんま」「ねんね」「ワンワン」「ブーブー」などの幼児言葉は、 言葉をおぼえたての赤ちゃんにとって覚えやすいのではないか、と大人は安易に使いがちですが、 ある年齢になったら、正しい言葉に直さなければなりません。 はじめから正しい言葉で覚えれば、子どもは同じものに対して2度覚える必要がなくなり、他の言葉を覚えることができます。 フェリーチェでは、保育園にいる間にお子様の言語力を向上させるため、 幼児語は使わないようにしています。 また、フェリーチェが特にこだわっているのは『助詞』の使い方です。 外国人が日本語を習得するときに、一番難しい・・と感じているのが『助詞』の使い方です。 『助詞』は使い方を間違えるとニュアンスが変わってしまい・・ 相手に真意が伝わらないことがあります。言葉を正しく理解するためにも助詞の使い方を 覚えることはとても重要なことです。 フェリーチェでは、お子様が普段の会話の中で、 正しい助詞の使い方を自然に覚えるよう指導しています。 例えば・・・おやつの時間。子どもたちが「お茶!」と言ったとします。 または一歩進んで「お茶ください!」と言った場合。 フェリーチェでは「お茶《を》ください」ですよ。と教えます。 子どもたちはお茶が欲しいので、「お茶をください」と言い直します。 ちょっとしたことですが、大きくなってから困らないように、日々正しい日本語を使えるように 指導するのも、私たちの務めだと思っています。
 

あらゆる能力を向上させるために 必要なのは「集中力」です。

フェリーチェでは、この「集中力」を鍛えるために、 「静」の動きと「動」の動きを組み合わせて 活動をしています。 例えば、朝の会。全体では20分~30分程度の 活動時間なのですが、子どもの集中力はそんなに 長く持ちません。 なので、朝の会でやることを「静」の活動と「動」の活動というように短い時間にわけ、 交互に行うことで、お子様が飽きることなく、会に参加できるようにしています。 また座って静かに話しを聞く「静」の時間と、立って体を使って歌ったり踊ったりする「動」の時間を組み合わせることで、脳に刺激を与え、情報を脳にインプットしやすい環境を作っています。 保育園は起きている時間の大半を過ごす場所です。毎日の生活も、静かに過ごす「静」 の時間と 活発に動く「動」の時間をなるべく交互に組み合わせ、1日の生活にリズムを与えています。 フェリーチェでは集中力を発揮する『On』とそれ以外の『Off』とを切り替えられる能力が自然に身に付くよう、環境設定をしています。
 

保育園は社会生活の第一歩です

人は生まれたからには社会生活のルールに則って生活しなければなりません。 それができないと「社会不適合者」としてこのあとの人生が、とても生きにくくなります。 フェリーチェでは、0歳から3歳までの間に、社会生活に必要なルールの基礎を 「お約束」として毎日、繰り返し指導しています。お約束では「やってはいけないこと」を 重点的に指導します。 子どもたちに「○○をしてもいいですか?」と聞き、「駄目です」と答えさせます。 その次に「そうですね、○○をすると危ないから○○はしません」と説明します。 これを毎日毎日繰り返し、子ども達に「やってはいけないこと」を伝えます。
 

できるだけ子どもたちに「選ばせる」ようにしています

人生において、選択をしたり、決断をしたりする ことは、日々たくさんあります。 その結果によっては一生を左右するものもあるので毎回真剣勝負で選びたいですよね。 「この決断する」、ということも、脳を鍛えるのに とても重要なことなのです。フェリーチェでは、いくつかの選択肢が有る場合、 できるだけ子どもたちに「選ばせる」ようにしています。言葉が話せない子どもたちにも、色や絵や形をみせ、どちらがいいか、指で指して選ばせています。 自分の将来は自分で決めるわけですから・・今のうちから自分の好きなことや、 やりたいことを見極める能力を養うことも大切だと考えています。
 

壁面装飾のデザインは、フェリーチェのオリジナル

季節の歌をモチーフに、なるべく多くの色を使ってカラフルに仕上げています。多くの色を見せることで、色を記憶し、色彩感覚が養われるようにするためです。 また、フェリーチェのキャラクター、フェリアちゃんとフェリオくんが 毎回登場していますが・・・いつもいつもにこにこと笑ってばかりではありません。 泣いているときもあれば、怒っているときも、びっくりしているときもあります。 フェリオ君は何で泣いているのかな? 何に怒っているのかな?何を見てびっくりしているの? 壁いっぱいの絵を見ながら、子どもたちと想像の輪を広げます。 「ん?これは何かな」「ん?これはどうしてかな」違和感を覚えるということは 『気付き=発見』があるということ。 フェリーチェでは、子どもたちの「ん?」を引き出す環境を大切にしています。
 

大切なお子様の成長を共有させていただく、という喜びと責任感

フェリーチェスタッフは、子育てにおいて、保護者様から信頼していただけるパートナーと なるために、毎日の成長を記録する連絡帳を、とても大切に、一所懸命記入しています。お子様が起きている時間の大半を過ごす保育園での様子は、 私達が記さなければ保護者様が知ることはできません。 お友だちと仲良く遊べたか、給食をしっかり食べたか、お昼寝はできたか、 具合が悪くて泣いていなかったか・・。自分が親だったら、我が子のことはどんな些細なことでも全て知りたい、と思うでしょう。 私たちフェリーチェスタッフは、保護者様の気持ちに添えるよう、責任をもって連絡帳を 記入しています。 こんな可愛い表情をしていた、こんなおもしろい発言をしていた、というような楽しいことや、 お友達とケンカしてしまった、今日は食欲がなかったなど、 よいことも、心配なことも、ちょっと耳のイタイことも嘘偽りなく記入させていただきます。 連絡帳を通して、お子様のことを何でも話し合える良き相談相手になれたら嬉しいです。
 

転んでも一人で起き上がれるように

子どもが転ぶ様子を見れば、身近な大人は誰だって手を差し出したくなります。 実際に転んだときも、長い人生においても。しかし、安易に手を差し出すことで、 子どもを脆弱にしてしまい、本来持っている「自ら生きるための力=基礎体力」を 奪ってしまう可能性があります。 私たちフェリーチェスタッフは、 「転んだら自分で起き上がることが当たり前」ということを前提として 「転んでも自分で起き上がることのできる基礎体力」が身につくよう日々取り組んでおります。 例えば・・園外保育でだんだんと長い距離を歩くようにするなど。 最初は疲れて抱っこ抱っこ~だった子も、半年も続ければ 泣き言も言わず、たくさん歩けるようになります。実際の体力増強に取り組むことで、 自然に心の強化も図れるのです。 もちろん転んだ時は、自分で起き上がるまで辛抱強く待ちます。 その前に、転んでもダメージが少ないように・・・転び方の練習も必要ですね。

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